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センダン、ニーム


公園や学校などによく植えられている大きな木です。ニームとはインドセンダンのことを指し、暖かな気候が必要となるため日本の環境では育ち難いとされています。古くから天然殺虫剤としてその効果が伝えられていて、「苦楝子(くれんし)」「苦楝皮(くれんぴ)」という生薬でもあります。鎮痛・解熱・駆虫剤などの効能があり、インドの伝承医学では万能薬として称えられる有能な植物です。


毒草名  センダン(栴檀)、ニーム、苦棟子(くれんし)、楝(おうち)、マルゴザ、雲見草(くもみぐさ)、Chinaberry tree
学 名  Melia azedarach LINN.
特 性  センダン科 センダン属、暖地に自生するニームな落葉高木
花 期  5〜6月、淡い紫の花を咲かせます。果期10〜11月
仲 間  トウセンダン(中国原産)
部 位  樹皮、果実
成 分  メリアトキシン(Teliatoxin)、タンニン(Tannin)、テトラノルトリテルペン、アザディラクチン(Azadirachtin)
症 状  嘔吐、下痢、運動麻痺、痙攣、呼吸麻痺




葉には悪霊を追い払う力があり、悪霊に憑かれたときにはこの葉を焼いた苦い煙を嗅がせるのが効果的です。

 

その昔は罪人の斬首をさらす台木の材料とされていたそうです。



妹が見し 楝の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干なくに
山上憶良(万葉集5-798)

 

 





≪MEMO≫
関連リンク「ミラクルニームを育てる産直農家」
・「センダンは双葉より芳し」のセンダンはビャクダン(白檀)のこと。
・漢方薬草(センダンの実):楝実(レンジツ)=解熱作用・緩下作用・利尿作用。[下薬]
・東日本には少ない。
・家具材マホガニーの仲間。
・香川県琴平町、徳島県阿波町、山口県萩市の大センダン。
・「霍公鳥(ほととぎす) 楝の枝に 行きて居ば 花は散らむな 珠と見るまで」 大伴家持(万葉集17-3913)
・万葉人の首飾り。
・数珠を並べたような実のつき方から「千珠(センダマ)」
・樹高7〜10m、幹系40〜50cm。
・「どむみりと あふちや雨の 花曇」松尾芭蕉
・「有り難き 御世に樗(おうち)の 花盛り」南方熊楠。熊楠最期の言葉は「天井に紫のきれいな花がいっぱい咲いている。」和歌山県田辺市にある南方熊楠邸の庭には、彼の愛したセンダンの木が大きく育っている。
・ニームオイル
・楝色:■■■■■■■■
・天然記念物のセンダン
  野神の大センダン (徳島県)
  琴平町の大センダン (香川県)
・「夏は来ぬ」 佐々木信綱:詞 小山作之助:曲
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 卯の花の 匂う垣根に
 時鳥 早も来鳴きて
 忍音もらす 夏は来ぬ

 さみだれの そそぐ山田に
 早乙女が 裳裾ぬらして
 玉苗植うる 夏は来ぬ

 橘の 薫るのきばの
 窓近く 蛍飛びかい
 おこたり諌むる 夏は来ぬ

 楝ちる 川べの宿の
 門遠く 水鶏声して
 夕月すずしき 夏は来ぬ

 五月やみ 蛍飛びかい
 水鶏鳴き 卯の花咲きて
 早苗植えわたす 夏は来ぬ
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